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ああかむゲーム制作日記

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2009年05月22日

いったい何が争点なのか掴み難い話

 今日のニュースから抜粋。

『自民党の山谷えり子女性局長(参院議員)は22日、日本の業者が開発、販売している「性暴力ゲーム」を批判し、実態を調査するとともに規制策を検討していくことを明らかにした。日本製のゲームソフトをめぐっては、少女をレイプして中絶させるといった内容のパソコンゲームソフトが今年2月、英国の国会で問題視され、欧米各国で販売中止となっている。』

 って事ですが、まず一つ。
 日本国内向け商品を密輸するなよ欧米人。でもまあ、USAの特出しポルノビデオを日本国内に持ち込んだり販売すれば違法ですから、その辺、解らなくもない。それなら、日本の議会がアメリカに「性器にはモザイクかけろ!」って声を上げたって良いのに、それをした議員を見たことがない。腰抜けてんじゃねえのか?

 もう一つ。
 問題視されているのは、「少女」の部分なのか「レイプ」の部分なのか「中絶」の部分なのか、あるいはそれが3つ重なってることが問題なのか、どれなんだ?


 ちなみに、私はアダルトゲームを作って販売している立場ですが、規制には賛成でも反対でもありません。どちらの言い分にも、一定の理があると思います。
 ただ、作る方はそれなりに覚悟持って作ってるんだから、規制するなら、規制する方も覚悟を持って取り組んでもらいたい。性表現だけ規制すればいいのか?暴力表現は?殺人は?「クロサギ」みたいに詐欺や知能犯罪の手口を紹介するのはOKなのか?

 ただ、この問題の一番の根底にあるのは「ゲームは子供を相手にする商売だ」という思い込みが、これを問題視する人たちの頭の中に根強くあることだと思います。
 どうして小説のポルノ描写が大幅に認められているかと言えば、先人の出版人達がその権利獲得のために多大な努力をしてきた結果であり、また、『小説を読むのは分別のある大人だから』と思われているからでしょう。
 今や首相も読んでる日本の漫画本も、長らく悪書と呼ばれ続けたのを、手恷。虫先生を初めとする皆さんが苦労に苦労を重ねて、その地位と権威を獲得してきた歴史があります。

 それじゃあ、ゲームもそうやって血の滲む様な闘争を通じて自らの権利を獲得すべきではないだろうか―――うん、確かに、そう思います。
 ただ、小説・漫画と比べて、ゲームがちょっと異なるのは、前者が個人的な創作物であるのに対して、後者は多数の制作者の手を経て作られる、という点です。制作者が多数いるという事は、意見もそれだけ複雑になると言うことです。例えばシナリオ担当が規制反対!と叫んでも、原画の人は違う意見かも知れない。声優さんは、また違う意見があるでしょうし・・・そして、それぞれの利害は必ずしも一致しないのです。
 そんなわけで、日本のゲーム業界は、60年代までのハリウッド映画や、現在のテレビ業界の様に、臭い物には蓋をする様な雰囲気があるのは確かです。

 ここで言う自主規制、というのは、特に決められた規則が有るという意味だけじゃなく「何となくこういうモノは表現しない」という部分も含んでいます。
 例えば、ゲーム中で実在の人物、実在の商品、実在の事件が登場することは、滅多にありません。実在の商品名が出る時は、だいたいがスポンサー商品のタイアップです。そりゃ、「グラン・ツーリスモ」や「パワプロ」とか、有りますけどね。でも、総じてゲームには「今、僕たちが生きている現実の表現」が抜け落ちてるな、という気はしています。

 まあ、そうは言っても、ハリウッドが加速する客離れに恐れをなして、1968年にヘイズ・コードを撤廃した様に、ゲーム業界だって売れなくなりゃ、何か手を打たなきゃならなくなるんですけどね。

 でも、ゲームより先に、視聴者離れが加速しているテレビ業界が、エロとグロを復活させる流れの方が先に来るじゃないかなァ〜と予想。
posted by ああかむにっき at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然日記(シナリオ担当:関戸ゆいぎ)
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