ああしまった、Twitterばっかりで発言してて、こっちのブログを放置してました。
新作告知は、まだ準備中です。いろいろあって遅れております、すいません。
ところで、いま大評判の映画『シン・ゴジラ』見てきましたよ。
年間に二〇〇本の映画を見るという私の友人が鑑賞後「ウムム!」と海原雄山の如き唸り声をあげたという出来栄えでした。これは若い連中に見せなければ、と、中高生である自分の甥と姪を連れてもう一度観に行く。若者らしくインパクトを受けた様子でした。よしよし、これで二人ともオタク道に嵌り込むこと間違いなし。
この「シン・ゴジラ」、映画としての出来そのものも凄いのですが、私が注目しているのは、制作過程のスケジューリングとコスト調達、そしてその制作費の回収スキームです。
庵野秀明という人は、エヴァンゲリオンでアニメビジネスの業態を変えたことがあります。
それまでの「スポンサーに金を出してもらい、オモチャやグッズなどの売上の為に番組を作る」というやり方から「映像そのものをビデオやLD(当時はまだDVDが無かった)にして売る事で制作費を回収する」という方法に業界全体を変えたのです。いわゆる「円盤商法」ってやつですね。
その円盤商法でオタク業界は二〇年間食ってきたわけですが、そろそろその手法にも限界が見えてきた頃です。そこにこの「シン・ゴジラ」の大ヒットですよ。
これは、円盤商法に代わるビジネス形態の福音になるのではないか、と、個人的にはそこに注目しています。
まだどういうものかはハッキリ分かっていませんが。ポイントになるのは「ライブ感」「イベント感」ってところだと思うんですけどね。
この辺は、また機会があった時に分析して、ここに書いてみます。